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東京の窓から 〜「2つの国」との闘いは終わらない〜 東京MXテレビ 7/19放送 |
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ナレーション:北朝鮮による拉致問題。これを2つの国の闘いと表現した人がいます。弟を拉致された兄。彼が闘わなければならなかったのは「無法国家」と「無能国家」2つの国でした。「無法国家」とはもちろん北朝鮮のことですが、では「無能国家」とは? 石原:皆さんこんばんは。今日のお客様は皆さんよくご存知の、また皆さん非常に強い関心をお持ちのはずの、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の事務局長の蓮池透さんです。最近この「奪還」という本をお出しになりましたが、ここにいろんなことが書かれていますけれど、私個人的にもお話して意外なことがたくさんありまして、改めてこの段になって政府は一体どういうつもりで何をするつもりなのか私にもわからない。おそらく被害者ご自身、あるいは家族を残してきたわけですから。お子さんたちを。またご家族の方々も本当にやるかたない思いでおられると思うのですが、そういうつっこんだお話を今日はお聞きして、この問題は他人ごとではありませんから我々同じ日本人という同胞として、皆さんこの問題に改めて強い関心をお持ち頂いてなんといっても国民の声が政府の姿勢を決める訳ですから、これは政府が何をやるかとか外務省の外交官が決めるもんじゃない。国民が何をすべきか国家として日本人として何をすべきかを皆さんの声として束ねてですね、後に悔いを残さない日本人、日本の沽券プライドをきちっと世界に示すような措置を国家にとらせていきたいと思っております。今日はよろしくお願いいたします。 石原:最近新聞に載ったことから先に言うと、あなた方の悲劇にことかりて、全然知らない奴らが東京のそこらじゅうで資金カンパと称してお金集めてどこかにドロンしているのがほとんどだそうですね。 蓮池:そうなんですよね。私達は原則として街頭で募金というのはあまりやらないことにしておりまして、集会とかありますと、善意がある方はこちらの箱にカンパをお願いしますという形でやっているのですけど、箱を持って街頭にでて募金お願いします。と言って後を追いかけるようなことはしないのですけれど、そういう方々はターミナル駅の街頭で箱を持って追い掛け回すことをしていてまた署名をして頂いた後に、お一人千円以上ということを言ったりですねそういうことをやっておられるんでほんとに何かできないか。せめてお金だけでもと思って頂いている方々に対して本当に申し訳ないなと思いますし、そういうことを本当にやってくださる団体というのは我々を本当に助けるためにやって下さっているのかどうか、甚だ疑問ですし、単に団体の利益。ほんとに簡単にお金が集まるので。 石原:そうでしょうね。国民ほんとに怒ってますからね。 石原:私も議員している頃、勝手に後援会作られてね後で聞いて唖然としたことがあるんですけど、そんなことじゃ済まない、国家的に問題だしね、国家民族の不幸というものにつけこんでね,まあ東京でも銀座、新宿、池袋、有楽町でもやってますなあ。 蓮池:私も直接行って、どういう趣旨ですか?と聞いたことがあるんですけどちゃんと代表は誰で、会の名前はこれだと。まあいわば開き直って何が悪いと。いうような感じでしたので。お前らを助けるためにやっているのに何が悪いんだ。というような感じでしたので。そうは言われても別に我々のところに、集まった署名とかお金がくるわけではなくて「署名どうされるんですか?」聞きましたら「総理に渡す。」とか「お金は救う会に届ける。ちゃんとしてやっているのだから何が悪い。」そういう態度でしたので。増元さんがそういう団体を尋ねたら、増元さんのことを知らなかった。というのでこれはもうひどいということで。言ってましたけど。 石原:この間お話聞きますとね、あなた方を支援する政府の公的機関の支援室ができてですね、なにがしのお金を支給することを法律で決めたかしてますけど、その額を聞いて私驚きましたねえ。あなたのお父さんお母さんにしたって突然、引退されたあと年金ですか? 暮らしていらっしゃるところへ着のみ着のままで大の大人が二人夫婦で帰ってきた。それをかかえるだけでも大変だと思うし、お一人に対していくら支給されるのですか? 蓮池:今年の1月1日から施行ということになりまして、夫婦二人だと、月額24万円です。曽我さんの場合だと17万円。それが一応5年間の時限立法で非課税ということで子供が一人帰って来たら一人につき3万円。ということだそうです。 石原:それで洋服買うにも着のみ着のままだから、冬になってきて季節のもの買おうと思っても出してくれないんでしょ? 蓮池:そうですねえ。まあ、あまり金銭闘争するな。被害者は黙ってろ。ということなんでしょうけど、あえて言わせて頂ければ、帰ってきた時に全国の方からCDをたくさん頂きまして、国の方でCDプレーヤ買って頂けないかとお願いしたら、あれは贅沢品だからダメだと断られまして、洋服整理たんすを国のほうでなんとかとお願いしましたら上限3万円までということでお願いしますということで3万円ではちょっと買えないなあということで、母は5、6万円足して買ってきてその領収書を国の方に渡しましたら相当困った顔をされてましたけど。 石原:何で領収書を渡して困るんですか? 蓮池:ほんとは、その3万円と5万円なら5万円を分けてほしかったんでしょうけどもその担当の方は困っていらっしゃいました。 蓮池:そうなんです。母が冬物を買いに行って「これ買っていいですか?」と聞くと「ちょっと待ってください。」と言って本部の方に電話してそれは結構ですとかダメですとかいちいち判断を仰ぐと言うので、相当母も疲れたと言っています。それと両親2人で年金暮らしで、年寄りが一人病院に入っていましたので、経済的にも楽な家庭ではなかったわけで、おっしゃたように2人突然帰って来まして、居候のようなことやっていますので食費もかさむということで食費もなんとかして貰えませんか?とお願いしましたら、きっちり分けてください。帰ってきた2人の分と両親の分を分けてくださいと言われまして、母はスーパーのレシートをどうやって分けるんだって苦慮してましたけど、あんまりお金のこと言うとひんしゅく買われますけれどもう少し温かい対応してくださってもいいんじゃないかなという気がします。 石原:差し上げるお金もね、国家の義援ということかもしれないけれど、非課税てのは当たり前の話でね、僕があなた方家族だったらね、ご当人を含めてね俺達を数十年間ほったらかしにしておいて、何にもしなかった。しかもね自民党の中にもいたんですよ。私も自民党でしたけど拉致なんかないと言い張った連中が。社会党・共産党は当然のことだけれど。それでこの実態が金正日の口から肯定された瞬間、随分困った人いると思うんだけど、彼らだけ困るのではなく、国家がそのものが無為無策できて拉致被害者やご家族の方に何もしないできたという自責があると思うんですよね。私はね、とにかく今まであなた方ご家族が支払ってきた税金はね、ただにすべきだと思いますよ。ほんとにね、訴訟を起こしたらいいんですよ。僕なら起こすね。あのねえ、前にも申し上げたと思うけどね、国民の生命や財産を守るのは国家・政府の最大の眼目でしょ?乱暴な例かもしれないけど昔映画にもなりましたけど、アメリカがルーズベルト大統領の時にアメリカの離婚したばかりの子持ちの教師がモロッコに旅行中に誘拐されてハーレムに入れられちゃった。それがわかってねルーズベルトは怒り心頭してすぐ軍艦を送っていきなり大砲の火蓋を切って、向こうは仰天してすぐ返した。ハリウッドで「風とライオン」という映画になったくらいでね、僕はそれが国家だと思うんだよね。 ◆「風とライオン」◆ http://www.paoon.com/film/pcbjymogl.html
石原:なんだか知らんけど自民党の幹部が拉致なんかないと言い張って、それでとにかく今日まできて、向こうがカードひっくり返してきたら仰天して、それで被害者の方々に法律作ってそれで済むってもんじゃないと思うね。僕は税金返せ!ていうのは当たり前のことだと思うけどね。 蓮池:税金とかそういう問題も含めて、最終的には司法の場で争うことを考えていますけれど。 石原:だってこれ、あなたを含めてね帰ってきた5人の方に親族がいるからいいけれどいなかったらどうするんだろう?まあね、そういう話すると誤解する人もでてくるから、国民の皆さんに自重してもらって皆さんね街頭で怪しげなカンパがあったらやめて、直接ご家族のところに送ってくださいよ。義援金は。 石原:私は外務省が代表する国家の姿勢というものが未だに解らないのですが、それでこれがテロだということを国家が言わない。言っているのは副官房長官の安倍くんと中山参与くらいで総理は言ったんですか? 蓮池:総理は「拉致は普通に考えればテロだ」と。 蓮池:まあどういう意味か解りませんけれど、私は「拉致はテロだ」とおっしゃたものだと理解しておりますけれど。 石原:外務省に言わせればテロではないんだ。それと、田中均という前の局長ですか?今の審議官だかなんだか知らないけれど、これは僕本当に許せないんです。それはこの情報時代にね、なんでもかんでもディスクロージャーすることはいいことか悪いことかは問題はあるかもしれないけど、彼がしきりに言っているミスターXというのはいるかいないかわからない人間を口実に設けてね、彼がろくな相談もせずに独断専行でこの問題をハンドルしようとしている。これは恐ろしいですね。昔だったら許されないし断罪されたと思いますよ。 蓮池:田中さんが個人的に北とパイプを持っているということで、個人的な利権とか利欲の為にですね、そういう人と交渉して国益に反するようなことをやるということは、まったく許されないことだと思いますし、矢野副大臣にお会いした時に「ミスターXとは誰だかご存知ですか?」とお聞きしましたら「いや、私は知らない。」とおっしゃるんですよね。 石原:外務大臣も知らないでしょうね。総理も知らないんじゃないですか。 蓮池:ですから北のことは田中さんに丸投げと。田中さんは極々個人的なパイプで国家にかかわる重要な案件を密談といいますか、内通していると我々は思っているのですが。そういう個人的なパイプでやってしまって、昨年の9月17日のやり方みても思うんですけども、そういう個人的なつながりである程度口約束を作って、5人生存8人死亡というシナリオでいこうと。それで平壌宣言にサインし、私はあそこで終わらせようとしたのだと思います。 石原:そうだと思いますね。そういう取引は田中とXの間であって、Xとはつまり向こうの政府そのものですよ。そんな安い上げかたってないからね。向こうにとってみたら。それで日本から金引き出せたらねもう御の字ということですよ。なんで国会議員が国会の場で田中なるものを弾劾しないのか。こんな外交が続いていいものかということを、国会議員が問題意識としてとらえないのか。ほんとにわからないなあ。 蓮池:拉致議連のほうで、田中審議官の責任を問うと。それで外務省に抗議したんですが副大臣は3回に渡って田中さんと面談したというんです。それで・・・ 石原:あのこれはね、そんな議連なんかダメなんですよ。正式な外交委員会か外務委員会なり本会の予算委員会でねきちっと記録で残る形で質問して弾劾しなければね。そりゃあ議連なんか、あってもなくてもいいよ、急にできたりなくなったりするんだから。そりゃあ否定しませんよ。あったに越したことはないけどね。手続きの中できっちりやらないと。そこで田中が問われたことにもの言えないその時点で何らかの理由かまえてもね、後で嘘だとわかれば偽証したことになる。大事な証言はそこで拒否できるのかな?おそらくそういう質問しようと思うと役人達はそれを封じるでしょうな。私もずっと外務委員してたんですよ。そこで質問すると必ず流れた。田中均を正当な外交のルートに戻すというか、あの人間をはずして、正当な方法で国民に報告しながら物事をする透明な外交をするそれどっちがいいかってこちらに理があるし、こちらは被害者なんだし向こうは不利なんだしね、もう国はガタガタになってあと1年もつかもたない時になんで恩顧を与える義理があるのか。でも世間はね、あんまり田中について騒がないし、昔だったら大変だったんじゃないかな。 蓮池:この前も一報道で北朝鮮側が安倍副官房長官を更迭して、田中審議官を総理になんていったみたいですけど。 石原:総理?? ふふっ。 蓮池:それだけ北朝鮮に田中審議官は認められているということで、彼らを利するだけのことをしている人としか・・・ 石原:ましてやね、ブッシュ大統領と小泉総理の会談の後、圧力もかけなきゃだめだ。といっているのに「圧力」という言葉をはずせって言うんでしょ?わからんねえ。 蓮池:私は会談前にですね、田中さんが訪米しまして加藤駐米大使とかそういう人をスルーして直接、アーミテージさんやケリーさんにお会いになって「北朝鮮に対して強くあたらないでくれ。」ということを頼んだということを聞きまして、一外交官がまあ高官ですけど日米首脳会談の前にそういう段取りをしに行くという名目のもとに、そういうお願いをしに行っていいものなんだろうか。 石原:完全に越権だしね、日本の外務省に限らないですけどね、逆に政治家が役人に使われてね、役人の走狗になっているんですよ。外務省なんてのは鈴木宗男以外、利益に関係ないと思ってほったらかしにしておいてどうでもよかったんだけど、きれいごとで済ましてきたんだったら尚更、はっきり是非を政治家の席につけてもらいたいねえ。 蓮池:そうですね。私が不満なのは、国連の人権委員会にもですね、回答をわずか12行しか出さなかった責任を問うたわけですが、当時の北東アジア課長の平松さんから返事を頂いたんですね。「すべて私が悪い。すべて私の責任で人権委員会にああいう回答をしました」という公開質問状に対する回答がきたんですが、その平松さんは7月1日付けでアメリカのハーバードへ出向とういう形ですぐかわられてしまうんですね。それがあったからああいう風に全面的に自分の非を認めたのかな。と思う位にいろんなことをやって、すぐ交代してしまう。そういうシステムになっていますので、ただ次にこられた藤井さんていう新しい課長は「私はそれは知りません。」そういうことになってしまうのですよね。だから我々がいくら責任を追及して平松さんを更迭してくだいって言っても平松さんは異動でこっちいっちゃって、違う人がくると・・ 石原:あのね、変なことで失敗するとね省の名誉の為にもかばうわけ。典型的な話は日本が真珠湾攻撃をする時に、それが闇討ちにならないようにギリギリの時点で何時までにこの文書をもってけと言ったら、翻訳に時間がかかって結局持っていった時は真珠湾が攻撃された後だった。それでアメリカの国務省はなんて卑劣なことだとカンカンに怒って。まあ、どっちにしたって奇襲は奇襲なんだけれど手続で大チョンボやったわけですよ。そういう人間たちは全くけん責されずに、出世するんだからね、おそらく平松なにがしもだなちょっとハーバードで、退避壕に入って、時改まったらまたエリートとして出てくるんじゃないの。私は外務省の悪口あんまり言いたくないけど、ほんとにダメだ。吉田茂の側近の白洲次郎の論文集がこの間改めて発刊された。読むとね「一番くだらない役所は外務省だ。あいつら外国語ができない、外国語ができない人間に社交なんかできない。」と。そのころから慧眼の主は、「外務省は腰ばっかり引けていて、ペコペコしていてかっこばかりつける語学の能力もなく社交もできない輩の集まり」だったと痛烈な批判をしているけど今見て本当にそう思いますね。 ◆真珠湾攻撃◆ http://www.ffortune.net/social/history/nihon-mei/pearlharbor...
蓮池:私もある方を通して聞いてもらったことがあるんですけど、外交官と名の付く方は国交交渉とかにおいてディベートするわけですよね外務省の外交官はディベート訓練てやっているんですか?と、それはまったくやっていないという答えでしたので。ディベートは学生時代に同好会とかいらした方は別としまして、そういう役職にある方がディベートをできないでどうやって交渉するのかな?外交官にディベート能力がまったくないということを聞いて唖然としました。 石原:この本(透さん著・奪還)読みましたけどね、我々はお子さん達含めて、絶対に同胞を奪還したいわけ。しなくちゃいけない。あなたの立場で考えて、政府に要望する手立て、具体的に要望ありますか? 蓮池:私達は、なぜむこうが経済的に困窮していて、瀬戸際でどうしようもない状況でやけっぱちで恫喝してきているのに、なぜそれに怯えてしまうのか。というのがまず疑問なんですね。我々は運動はじめて6年位になりますけど、それ以前も含めて「ミサイル飛ばすぞ」「テポドン飛ばすぞ」という恫喝に「これは困った」と言って、お米を出すわけですね。もう約120万トン出してきたわけです。それで何が起きたかと言いますと何も起きないわけです。まあテポドンが飛んできただけで。なぜ脅されて怯えてしまうのか。あんなに恫喝されて、ひどいこと言われて腹が立たないのかな。と思うんですね。 石原:やるならやってみろと。言ったらできっこないし、仮に日本にミサイル一発撃ち込んだら、瞬間的にあの国は崩壊しますよ。制裁を受けて。だから、やるならやれよ。ということを何で言えないんだろう。 蓮池:私もそこが一番不思議なんですよね。 石原:それで米をやる。その米を利用して金儲けしている自民党のえらい人もいたんだよ。それがバレて関係者捕まったけども。みっともない。そのことアメリカ政府は全部知っているわけですよ。こういう北朝鮮に対して訳のわからない、ふにゃふにゃした姿勢をとる限り日本は他のことでアメリカにもの言えませんよ。 蓮池:そうですね。とにかく、政府・外務省の言うことは「何かを与えてテーブルにつかせなくては事が始まらない。」そういうことをおっしゃるのですね。当時の河野外務大臣もおっしゃていましたけど、「とにかくテーブルにつかせなくては事が始まらないので米をだすんだ」と。 石原:物をやらないから出てこないんじゃなくて、やらなければ出てくるんだよ。 蓮池:私もそう思います。川口外務大臣も同じことをおっしゃるんですよ。私はあんな屈辱的な平壌宣言なんてものは完全に空文化・形骸化していると思いますけど、未だに川口外務大臣はあの宣言を盾にして話し合いの場にださせる。とおっしゃっているんですね。話し合いをして今までうまくいったことがあるのか。ということなんですよ。川口大臣も海外へ行って「この問題を理解してください。とか支援してください。」とかおっしゃっていますし、総理もアメリカに行って「対話と圧力」を引き出してサミットでも理解を得た。でも、もう理解を得るとか、この問題は重要だとか支援をしてくれとか抽象的なことを言っている場合ではなくて、諸外国の方々は日本政府は支援をしてくれと言っているが何をしたらいいのかと思うと思うんですよ。だから日本政府は、はっきり「日本人を返せ」と北朝鮮に向かって言って、そうでなければ日本だって考えがあるんだぞ。経済制裁するぞ。と・・・ 石原:「返せ」という時にだね、経済制裁をしたらいい。外国が日本に親近感を持ち同情しているならね、その外国も部分的にでも北朝鮮と関わりがあるなら、経済制裁に加担して向こうに対して送金をカットするとか、物を売らないとかそういう事を始めなければだめですよ。まず経済制裁をしたらいいんです。別に弾を撃ち込むわけでもないんだから。戦争が始まるわけでもないんだから。進退かけてやらないでしょ?このごろの政治家っていうのは。 蓮池:私が一番気に食わないのは、官僚の方にお会いして「皆さんの気持ちはよくわかります。」とおっしゃるんですけど「わかってたまるか。」と思うんですよね。 石原:あー。解らないね。僕が自民党にいて外交調査会長している時に、夏に南の海で優雅に遊んでたんですよ。そしたら電話がかかってきてカンボジアに行っているNPOの日本の青年が殺された。至急、会議開くからというのでスケジュール途中で帰ってきた。それで議員達も集まってね、まず経過報告させてくださいと。最初何を言ったかというと「いやー。民間人でよかった。一緒に行っていた自衛隊が殺されていたら大変なことになります。」と。僕はそこで怒鳴ったわけ。「なんていう感覚で言うんだ。軍人ていうのは場合によっては死ぬこともあるわけでね、民間人のボランティアが死んでくれてよかったなんて貴様なんだ。」と言った。そういう発想ですよ。全部ことなかれ、ことなかれだから。あの訳のわからない、しなくてもよかった平壌宣言を、まあ、総理は迂闊に外務省の言いなりにサインしたため、あれが拉致問題解決のために向こうに口実を与えることになって障害になっているね。 蓮池:私、あれが元凶だと思いますね。あそこにですね、拉致の「ら」の字も書いてないんですよね。外務省は書いてあるって言うんですよ。すごい詭弁なんですけど。「日本国民の生命にかかわる云々」と一行あるんですけど、「これが拉致問題です。」って言うんですね。こんなの書いたって訳わからないわけで、拉致を認めて謝罪すると。それでちゃんと補償しますと。拉致した日本人は本国に至急送り返すということをあそこに明記しておけば、まったくこのような膠着状態にはなっていないと思いますし、こちらかも主張できると思います。私、平松課長に直接言ったんですよ。「あなたが原案を作ったんでしょ?よくあんな屈辱的で自虐的なものを作れますね。」と言いましたら「どこが屈辱的ですか?」とおっしゃるんですね。だって、「私が悪うございました。補償しますだの経済支援しますだのそういうことしか書いてないじゃないですか。拉致の「ら」の字はどこに書いてあるのですか?」と言ったら「拉致はここに書いてあります。」と先ほど申し上げた「日本国民の生命にかかわる云々」ていう「ここです。」と言うんですよ。 石原:じゃあ「拉致」って書けばいいじゃない。ねえ。 蓮池:それで我々はあなたは死亡、あなたの家族は生存。とはっきり断定されたんで外務省行って聞いたんですよ。聞きましたら「イヤ、我々は断定していない。」と言うんですね。「我々は昨日福田官房長官と植竹外務副大臣(当時)から断定されたんですよ。死亡だって。」「訂正してください。」と言ったんですよ。我々は17日に断定された。でもあなた方は確認していないのだから外務省は訂正の会見をして下さい。霞倶楽部で訂正会見してください。」と平松課長に言ったんですよ。そしたら「上司に相談する。」って言うんですね「上司って?」と聞きますと「田中局長だ」と言うんですね。しばらく帰ってこない。「どうなったのですか?」と聞くと「今田中局長はNHKにでているので今電話して訂正させます。」と。「じゃあ平松さん、福田官房長官に楯突く気ですか?」と言うといや、とにかくNHKに連絡します。」と言うんですね。そんなできもしないことをよくうそぶくな。と思いました。 蓮池:それと梅本公使が現場に行って確認してきたと。ただ行っただけなんですよ。カメラも何も持っていかないで、私の弟たちに会っているんですね。会ってあっそうですか。と帰ってきてしまった。外務省24年ぶりにみつけたなら、その場で保護しろよ。と少なくともその人が住んでいるところに張り付けよ。なぜそれをやらないんだ。梅本公使は「私は上に言われて会ってきて客観的に見たことを第三者的に伝えただけだ。」と。もう情けなくなってそれで我々は外務省が何もやらないから、しょうがなく霞倶楽部へ飛び込んで「昨日政府が言ったことは嘘です。」と言ったんですね。「あの断定は嘘です。」と。27日にようやく総理が会ってくれて、総理といろいろ話をして「最後に総理にひとつだけお聞きしたいのですが、総理はご自分で5人生存8人死亡を確認されたのですか?」と聞きましたら「いや、あれは北朝鮮の言い分だよ。」と軽く言われましたので。 石原:政府としてもね、あの国に行って確認するすべもないからね。これはあくまでも向こうの発表です。と言う言い方で伝えればよかったんだよ。断定して言うからいけない。 蓮池:そうです。そうです。 石原:まあ、いっぺん日本政府も替わるだろうし、外務大臣も替わるんだろうけれど。まあ、総理大臣が替わるかわからないけども。僕は極力言いますがね、その後の相手の態度みても誠意がないから平壌宣言一応破棄しますと。これ言ったらいいんですよ。彼らは何もできませんよ。それでミサイル撃ってくるほど愚かじゃないし、そんな力もないと思うし。それじゃあ一発撃ち込まれたらどうしたらいいんだってね、それぐらいの犠牲は甘受してでもね、つまり、あの国を完全に清算してだね、開かして。とにかく同胞を取り戻すことですよ。 石原:今年あるといわれている衆議院の選挙は大きな命題ですよ。これつっこんでいくと民主党はわけのわからに政党でね、意見が半分に分かれているの。未だに拉致なんかないでっちあげだ。と言った人間がいるんだから。この際、民主党もばらばらになって自民党もわれてね、政界がシャッフルする機会になるんじゃないかと思っている。そうすると動きが大きく変わってくると思いますよ。それをさせなきゃだめよ。とにかく総選挙の時には拉致問題について公約としてどの政党がどうか。というのをはっきりさせたほうがいい。僕は横でやりますよ。私は今、政党に関係がないから。 蓮池:総選挙にも期待する半面、にわか応援議員がでてくるんじゃないかって。 石原:あー。出てくる。出てくる。(笑) 蓮池:たくさん出てきて、今もそういう兆候がありますけど、とにかく我々家族をご自分の後援会やパーティーなどに呼んで一緒に写真取って、「私はこの問題に取組んでいる。」というポーズをして次の選挙に備えようとする。それを我々は一番警戒しているのですがまず、我々としては総選挙があるとしたら、今までもやったことあるのですが、議員の皆さんにアンケートを出して、この問題をどう思うかから始まってどういう対処をしていったら良いかといったまこと細かなアンケートを取ろうと・・・ 石原:いや、まこと細かじゃないほうがいい。経済制裁をする気があるかないか。簡単な問題3つ位でいいよ。その方が言い訳の口実がなくなるから。 蓮池:今までも回収率悪くて10何パーセントとかしか返ってこないんですけど、今度はそうはいかないと思いますので、是非候補の方には今アドバイス頂きましたので単刀直入な質問でアンケートとってそれを公表して、有権者の皆さんの判断を仰ぎたいなと思います。私がほんとに残念なのは、私ら3月アメリカに直接行きました。アーミテージさんをはじめ、いろいろな政府・議会の方々と会って力強い言葉を頂きました。まあリップサービス半分としてもですね、アメリカは協力するんだと。核だけじゃないぞ。拉致はテロだとだから全部パッケージでやるんだと。その問題すべて解決しなければ北朝鮮と友好関係などありえない。と言っているんですね。我々は日本とも協力するんだとはっきり言っているわけですから。我々はそういう言質を取ってきたわけですから。ところが我々帰ってきても外務省は動こうとしない。ようやく日米首脳会談があって「対話と圧力」という言葉がでてきた。でもまだ日本政府の姿勢は曖昧で。何に対しても曖昧ですよね、イラクのことにしても。そうするとアメリカはもう日本なんてどうでもいいと。一応多国間協議には参加させてやるけど、日本はお飾りだと。それでアメリカと中国で話を進めてしまうのではないか。日本なんてあてにしないという状況になってしまうのではないかと。だから、早く日本として、はっきりとした姿勢を打ち出してこれをこうやるんだということを言わないとアメリカにさえも見放されてしまうという危険性は十分あると思いますね。 石原:私はね、今のブッシュ政権の高官を前から知ってましてね、ブッシュ政権が誕生する前から日本で会っていていろんな話をしましたけど拉致の問題みてもね、少なくとも日本の領海、侵入して警告発しても退かないものはそこで沈没させる。その時それが大きな紛争に発展したときアメリカはバックアップするのか。クリントンの時のモンデール大使はしないと言った。僕が騒いだらモンデール大使はクビになった。そのことを再三言ったら、クリントン政権とは全く違うと。クリントンは中国に対してダブルスタンダードだったですよ。その後ろにはもちろん北朝鮮もいるわけで、でも今度ははっきりアジアの将来の平和と安定に好ましくない国になりつつあるという認識もっているわけだから。こういう政権がいるうちに日本は、あなたがおっしゃるように日本の意志を態度できっちり示さなくては。具体的に。小泉内閣がカードとして引いたこと。しかし政府としてどうするのかさっぱりわからない。国会もそうですよ。お台場に置いてある不審船9/30以降どこに置いたら言いかっていうので国会の庭に置いとけと言ったんですよ。あるいは日本中持っていって展示する。 蓮池:私あれは悪事のシンボルだと思ってます。 石原:まったくそうだね。非常に醜悪で、しかも部品なんか見ると日本から持っていった自転車や自動車の部品使ってね。とにかくまあねえ。(絶句) 蓮池:日本の製品を使った船で日本を工作活動の対象にするというのはこんなまぬけな話はないと思うんですよね。 石原:ほんとだよねー。 蓮池:無線機にしろ、GPSにしろ日本製の物が使われているのを見てほんとうに情けなくなりました。こんなまぬけな国家で。自分で作ったもので 自分が脅威にさらされている。なんか呆れてものが言えないという感じがします。 石原:あの田中みたいな外務省のメンツだけのためにね、国民の生命をないがしろにしてどんな名誉を求めているか知らないけど、まあ外務大臣もそうだけど、こういうのは昔はきちんとした制裁を受けたんですよ。社会的にも政治的にも。そういう意志の力も日本はないし、うーん。あなた方の焦燥感とか。今は国家に対しての怒りになっていると思うね。僕もいろんなことにうんざりして国会議員やめたんですけどね、ますます拉致問題で鮮鋭化してきましたですな。当面、政府に何と何を求めます? 蓮池:まず総理が国家で「これはテロだ。北朝鮮、即刻日本人を返せ。」と言ってほしいです。 石原:国家が被害者だと言ってもらいたいね。 蓮池:我々が被害者なんだと。ですから、今もう国民の皆さんは黙っていないですよ。でも政府の動きがみえないから、ほとんどの皆さんが我々は何をしたらいいんだと私に聞いてくるんですよ。それで皆さん声を挙げてください。といいますけどそれは日本の総理大臣が世論を背景に国民を引っ張っていくような政策をとらなければこの問題は動かないと思います。ボトムアップでそうせざるを得ないと思っていますけど大きな大衆運動、国民運動にして、情けないんですけど下から突き上げていって政府を動かすしかないのかな。と思いますけど、私はまず最初にやって頂きたいのは、国会の場で総理に一言言って頂きたいです。北朝鮮を名指しで日本人を返せと。けしからんと。もうこれ以上許さないぞと。経済制裁するぞ、と言って頂きたいです。それで暴発するとか外務省は言いますけど、私はそれほど北朝鮮もバカじゃないと思っています。暴発したら自滅だということはわかっていますから。金正日が政権を握っている限り暴発はありえない話で、そんなことに怯えるのではなくて、恫喝されたらされかえせと。経済制裁もひとつのオプションですけどそれをすれば何らかの動きがあると思っています。私はあまり過激なことを言い過ぎるとよく言われるのですが、有事、有事とかいってますけどもう有事起きているんじゃないかと。 石原:そうですよ。これは国家単位の侵犯ですよ。150人にも及ぶ拉致被害者とその家族だけでなく、国家全体が自分の同胞を盗まれ、殺されたんでね。 蓮池:そうです。あの平和な日本の誰でも集まるような海岸にデートに行ってですねそこに他国の人間が侵入してきて暴力でさらっていくわけです。これ有事じゃないんですか? 石原:有事です。まさに有事です。 蓮池:武力行使されているのと同じなんですから、私ははっきり申し上げて個別自衛権でも発動しても然るべきではないかと思うんですが、国内で誘拐事件が起きて、例えば13歳の女の子が誘拐されて犯人が立てこもって、そこで警察と相対していたら警察は最後の手段として突入しますよね。でも、国境を一旦越えてそれをやると悪事になってしまうわけですよね。 石原:まさに悪事に対する有事の報復をしたらいいんでね、しなければしないでなめられるばっかり。しかしね、あなたと同じやるかたないウップンがある人いっぱいいますよ。それをうまくまとめてぶつける方法はね、これはやりましょう。自民党の総裁選、この次の衆議院の選挙ね、この拉致問題をきちっと要にして争点にして争われたら日本の国変わると思う。私の力はしれてますけど、できる限りのことはやります。また、力と知恵出し合ってやりましょう。頑張ってください。ほんとに、みんなあなたには期待してますから。ほんとにめずらしいタイプの日本人がこういう機会に出てきたなあと思ってます。今日はありがとうございました。 蓮池:ありがとうございました。お招き頂いて光栄です。 ナレーション:解決には程遠い、国家犯罪の失例を、今ここで何かの教訓とすることはできないでしょうか。兄は拉致された弟を奪還する過程でこの国のあり方について考え始めました。同じ機会は私達一人一人にも。国とは何か。あなたにとって・・・ 終わり よっこ様(投稿) |