「北朝鮮を考える県民シンポジウム」 講 師:横田早紀江さん |
横田早紀江さん 小泉総理がいらっしゃる時は、本当にこの拉致問題が全面的に解決に向かう時、その時にこそあちらに行っていただきたいと私どもは思って、お願いをしておりました。けれどもあっと言う間に、小泉さんは突然22日に行きますとおっしゃいました。 私たちは、どうしてこんなに早く終わったんでしょうね、とみんなテレビを見ながら言ってました。私たちが一生懸命お願いしたから、もっと前から一生懸命ここで解決しなくてはだめなんだと、きっと思って色々な形で水面下で交渉して下さって、色々なデータを持ってあちらの人に言ってくださったに違いないから、だからこんなに早く終わったんでしょうか、と私たちは希望を持っておりました。けれども政治の色々なことの中で動く、そのような私たちに見えないことの中で何かが動いていってるのかもしれない、という思いを言う人もたくさんいました。私たちはどちらにしても何もわかりません。けれどもこんなにたくさんの日本人が、しかも日本の私たちが一生懸命に育てた、日本のために何とか役立つようになってほしいと育ててきた子供たちが、何も悪いことをしていないのに、大根を引き抜くように袋に入れられてあちらの国に連れていかれて、26年間も毎晩監視をされて、金正日総書記の、金正日ファミリーの中で、子供たちの日本語教師をしているとか、色々なことを聞かされますが、どれが本当のことなのかわかりません。何にもわかりません。あんまりむごいことを考えると私たちはもう涙と苦しみの中で、あの新潟時代の時のように倒れてしまうかもしれません。活動も出来ないようになってしまいますから、めぐみちゃんは鬱病になったままでどこかで暗い○○を歩き回っているのかなとか、そのようなことを考えるともうやっていかれません。だから、きっと金正日総書記のファミリーの中であっても、日本語教師をしているんであっても、とにかく元気で日本の国が助けてくれるまで、毎日、お月様を見て、明日来てくれるかな、まだだめか、明日か、と待っていると思うんです。そのようなことを小泉総理は心に秘めて絶叫するように金正日に迫ってくださいと言っていたことをしてくださったのでしょうか。 私は、私が行かなければこの5人の子供たちは帰って来ませんでした、私は成果があったと思います、こうやってこれからもねばり強く調査をしますというようなことをおっしゃいましたが、家族の者はみんな怒りの声で、こんないい加減なことをやっている総理はもう辞めてください、という声もありました。日本の国は本当にどうなってしまったんでしょうか。こんなに長い間、まだ子供たちは北朝鮮で日本の助けを待って、泣き続けなくてはならないのでしょうか。 お父さん、お母さんがみんな元気でいらっしゃる間に、半年遅れてももう会えないのです、二日遅くてももう会えないのですから、命がけで取り返すという気概を持って国が動いてくださらなければ全部を取り返すことは出来ません。 どうか皆様、私たちは本当に何をしていいのかわかりません。やっと世論が大きくなり、私たちの運動が盛り上がって、ようやく積み木が高くまで積まれた段階で昨日まで来ていました。ああ、ここで総理が立ち上がって下されれば、頂点に総理が立って、そして取り返すために動いてくだされば、と思っていた積み木が、がらがらと崩れてしまいました。一番下の積み木がしっかりとまだ残っていますけれども、この積み木を踏み台にしてもう一回私たちは積み上げていかなければなりません。けれどもあきらめません。 子供たちのタラップから降りてくる姿を見るまで、昨日の地村さんや蓮池さんのお孫さん、本当に素晴らしい、元気な、素晴らしいお子さん方が帰って来られました。キム・ヘギョンちゃんもあのように元気でテレビに出ています。昨日私は、もしひょっとしてキム・ヘギョンちゃんが一人でお爺さんとお婆さんがきっとまた来てくれるかもしれないと思って空港に立っていたらどうしようと思いました。私たちは今すぐあの人に会うことは出来ませんということを外務省に言ってありますので、連れて帰ってあげることも出来ませんので、あの子が好きそうなくしとか、小さな○○のついた服と小さなビーズで出来た可愛いブローチとくまの可愛い親子の人形を袋に入れて送ってあげたりしました。もし空港にキム・ヘギョンちゃんが立っていたら、(泣きながらで聞き取れず)これはお土産ですよと渡してくださいとお渡ししました。来ていなければ持って帰ってください、と託ししましたが、まだ小熊さんにお会いしていないので、どうであったかはわかりません。 この拉致という何とも言えない残酷な国家犯罪を、それに向かって私たちはがんばります。どうか日本の皆様も、新潟の皆様も、この問題の解決されない限り日本を本当に日本として、しっかりとした素晴らしい日本としてやっていくことは出来ないと私は思っています。今なおまだ総理がそのような淡々とした○○○でしか出来ない、この状況を本当にどう考えていいのか、私はわかりません。もう声が枯れて出ないんですけども、ようやく今日、お話をする機会を与えていただきましたので、皆様に本当に、○○○出来ませんけども、どうか本当に一つ心になって、私たちの、めぐみちゃん達、多くのこの拉致被害者があちらに連れていかれた○○○の中で、あの人達も耐えてがんばっています。本当に「故郷」にありますように、使命を終えて、錦を飾って、みんながこの国に帰ってくることが出来るように、どうか力強く私たちの力になってくださいますようにお願いをいたします。本当に今日はありがとうございました。(拍手鳴りやまず)
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