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飯塚繁雄家族会副代表
皆さん、こんにちわ。
日頃から拉致問題について深い関心を持っていただき、色々な形で応援していただいていることを深く感謝申し上げます。
司会の方からご紹介ありましたように、私は北朝鮮に拉致された妹・田口八重子の一番上の兄でございます。埼玉県に住んでおります。もうすでに25年が過ぎました。あまりにも長い月日が経ったなあと思います。私にとっては色々なプロセスはあるものの、結果としては単にむなしく時が流れた、というだけです。
もちろん私はごく一般の埼玉市民でありまして、平凡な家庭ののサラリーマンであります。そういう者が皆様の前の高い壇上からお話をする、ということ自体おかしなことであります。これは何故かというと、国が拉致を認めて国の責任でこの拉致を解決し、拉致された人たちを完全に取り返す、それが本来の姿です。私たちは家にいてテレビを見ていて下さい、必ず連れて帰りますから、ということが本来の姿じゃないかと思うわけであります。しかしながら今までの経過を見ましても、先ほど増元さんのお話にありましたように、この事件が発覚してからもいつになっても解決しない。また政府の方もこういう問題は放っておけと言わんばかりの体制でありました。そのためこうして高い壇上からご挨拶させていただくようになりました。
たまたま私の妹は小さい、1歳と2歳の子供を置いたまま拉致されました。その時は私もすぐ帰ってくるだろうと思いましてしばらく預かっていましたけれども、まあこういう結果になって、もう知らず知らず夢中で育てまして、もう26歳になりました。立派な成人になりました。これはいつか八重子が帰ってきた時に、お前の子はちゃんとお兄ちゃんが育てたよ、ということを証明したい一心で私と女房ががんばりました。
お陰様で成人になったのですが、依然として拉致問題は解決しない。この裏にはやはり、国民の皆さんがこんなに拉致はけしからん、テロだと言っているのに、何故か議員の先生方は半数以上の方が、そんなことは放っておけという態度でいる。そうした形で長くきました。それがこの月日があまりに長く過ぎてその間の情報も途絶え、状況証拠も薄れ、知っている人が段々亡くなり、まったく難しい状況の中でこれを今、運動しているわけです。
北朝鮮というのは、わけのわからない、常識では考えられない国です。そういった国と正常化交渉というのはあり得るんだろうかと思うのです。国際的に犯罪テロ国家、これに対しては交渉じゃないんです。今までそうした形でやってきたために日本は長い間、だまされてごまかされてきた。多分色々な政治家の方々がそれに関与していたんでしょう。しかしこれからは、今までのような日本の体制では将来心配だと、これから若い人たちがこういった問題を真剣に考えて、日本をどうするんだという論議が出来るようにしていかなければならないと思います。
私の妹も聞くところによれば、日本はいつ助けに来てくれるのだと言っていたようです。その中で、まあ子供の事が一番心配だ、というような話しも聞きました。大韓航空機の事件では、そういった大きな国際的テロの背景にあったわけですが、あくまでも私の妹は被害者です。そういう立場で私は訴えてまいりました。そしてきっと生きているだろうという判断をしたんです。金正日、北朝鮮はこの問題はすでに解決済みだと言っています。まったくねつ造された一枚の紙っぺらの死亡報告書で亡くなったと。そんなことは全く子供だましのことで、誰が見てもでたらめだということがわかります。
こういったことを一気に解決するには今回が一番いいチャンスじゃないかと思います。この気を逸しては、また何十年間こんな体制が続き日本は、まただまされ続け、皆さんの血税であるお金と米がどんどん流され、そして北朝鮮が作った麻薬を日本に流し、その麻薬を使った日本人が犯罪を犯し、その麻薬で儲けたお金でミサイルや兵器を作って、日本を脅かす。そんなおかしな話しはないわけです。ですから、今回こそ毅然たる態度で、私たちも覚悟しておりますし、臨んで欲しい。皆さんにつきましても、国民の声というのは非常に強いはずです。これから政治を動かせるようにしていかなければいけないと感じております。
今回の衆議院選挙でも私としては、党派は別としても、拉致問題を真剣に考えてくれた人を応援するという覚悟でおります。ですから、まあ私は長い間生きてきましたが、これからの若い人も十分考えていただいて、ぜひ皆さんからこういった話しをしていただいて、この問題がまったくいい方向で解決するようにお願いしたいと思います。
この拉致問題を解決するということは、国の主権、あるいは国家の毅然たる体制、それが確立出来ることだと思っています。そのことにこの拉致問題の大きな意義があるのではないかと思います。
これから私ども家族会としても、皆さんにお願いし、あるいは毅然たる態度で政府を動かし、アメリカでもジュネーブでもどこにでも飛んでいきます。そういった覚悟でがんばってまいりますので、ぜひ、バックアップをよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。(飯塚繁雄家族会副代表)
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